昨年の12月に、発売になったGXRを見てきた。
しかし今までのリコー製品の流れからコンパクトカメラのコーナーに置いてあるのはちょっと
卑怯である。
このカメラ、レンズだけでなく撮像素子、画像処理エンジンまで丸ごと交換できる
まったく新しい発想のカメラである。
ただ、リコーというメーカーがそんなに大きい会社ではないので、最初にふたつのレンズユニット
しか用意出来なかった事とユニットの値段がどうしても高くなってしまうことから、もはや失敗作
と決め付けて過渡期の製品と位置づけている評論家も多いようだ。
たぶん、実際に使いもせずにスペックだけで記事を書いている大メーカーの提灯持ちなんだろうと思う。
今時のカメラらしくファインダーは付いていない。
だからA12GR50mmレンズを通しての絵は液晶画面でしか確認できないのだけど、それでもゾクゾクとするほど美しいのである。
この感覚はプラナーT*80mmを初めて見たときの感動と同じだ。
興味がある方は是非、手にとってGRレンズが醸しだす絵を見て欲しい。
これは合成写真です。実際に市販されているカメラではありません。
某カメラ雑誌の表紙から、拝借しました。
僕と同じような夢を持つ人は結構いるのだろう。
Biogonのレンズにフルサイズのセンサー・・・・
シグマと提携して、Foveonなんていうのも面白いかもしれない。
もう、大メーカーの高感度、高画素数競争にはうんざりである。