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Escape Over The Himarayas

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友人のブログに紹介されていたDVDを衝動買いしてしまいましにた。
この作品がパタゴニアのバンフ・マウンテン・フィルムフェスティバルで上映されたというのは知っていたけど、タイトルを聞いてもピンとこず、内容も全然知らなかった。
僕たち、山をやっている人間はネパールやヒマラヤという地名にはとても親しみがあります。
しかし、チベットという国が今、世界中どこを探してもないという事実は知らない人が多いのではないだろうか?
何故、親が小さな子供たちだけで命を懸けてまで亡命させるのかと疑問に思われる人も多いと思う。それはチベット語の使用禁止とチベットの子供たちにまともな教育を受けさせないという政策を中国政府がとっているためである。しかし、彼らは自分たちの文化、宗教、言葉に誇りをもって、非暴力と平和主義で戦っているのです。
インドで教育を受けた子供たちの大半はまた、命懸けでチベットに帰ってくるそうです。
彼らに未来のチベット民族の存亡がかかっているからです。
さらに2008年には北京オリンピックのため、来年にもチベットまで鉄道が敷設され、さらに大量の中国人が流れ込むことになるそうです。
僕はここで中国の悪口を書きたいわけではありません!中国もとても好きな国だから・・・・
ただ、この現実をたくさんの人に知って欲しいと思う。

このDVDはここで買えます。

ヒマラヤを越えて亡命する
チベット難民の子供たちを追った
珠玉の短編ドキュメンタリー


1950年代に始まった中国によるチベット侵攻。1959年、インドへと亡命したダライ・ラマ法王の後を追って10万人にのぼる難民がチベットから脱出してきました。
現在もなお、毎年数百人の子供たちが親元を離れ4,000メートル級のヒマラヤを徒歩で越え、数週間歩き続けてインドへと亡命してきます。
彼らは何故、命をかけてまで国境を越えるのでしょうか。

短編『Escape Over the Himalayas ーヒマラヤを越える子供たちー』は実際の亡命者に同行し、その姿をとらえた感動のドキュメンタリー・フィルムです。
雪のヒマラヤを越える5人の子供を含む10人の亡命者たちと、緑ターラー菩薩に旅の安全を祈り、彼らを命がけで導くガイドの姿を描いています。本国ドイツで2001年度の「German TV Award」にノミネートされるなど欧州では高い評価を得ている作品です。
日本では、2004年度のバンフ・マウンテン・フィルムフェスティバルの上映作品として一度だけ上映され、静かな反響を呼びました。

by kounoproclimb | 2006-06-27 10:30 | その他
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