<   2005年 03月 ( 4 )   > この月の画像一覧

北山清掃登攀

今日は北山公園に行ってきました。
a0032559_0283912.jpg
いつもみんなが気をつけているせいかゴミはほとんどありませんでした。1時間少しで終了、ゴミの選別、公園入り口まで運んだ後、昼食。
午後はみんなで将棋岩前の登山道を整備しました。
a0032559_0285799.jpg
a0032559_0291390.jpga0032559_0292610.jpg
(ここは侵食のため、登山道がどんどん削れて、下水管がむき出しになり、マットがうまくしけず、たくさんのクライマーがセッションしていると登山者、ハイカーも通りにくい雰囲気でした。
スポットしていて下まで転げ落ち、怪我をした方もいるそうです。)


最後はみんなお気に入りの岩場に散ってセッションしました。
a0032559_02942100.jpg


*注 僕は一昨日、手首を傷めたのでほとんど手伝えませんでした。みなさんごめんなさい。
[PR]
by kounoproclimb | 2005-03-28 00:36 | 日本(国内ツアー)

ROLFING大阪

僕はクライミングを始めてからもう30年、3年前右肩を痛め現在もなおらず、最近は左ひざが痛くて胡坐もきちんと組めません。夫婦そろって体はがたがたです。

a0032559_224726.jpga0032559_2248973.jpg








ロック&スノーの「人体実験室」に新井さんが取り上げてから、かなり反響があったロルフィング、僕も初めて聞いた言葉でした。いろいろネットで調べて、ここでロルフィング体験をやっているので行ってきました。
ちょっと早くついたので近所を探索していると、同じような2人連れが、地図を見ながら家を探しています。よく見れば友人のMさんでした。何という偶然!今日は4人でロルフィング体験を受けることになりました。

いつもなら、最初に「ロルフィングとは何か?」という話からするそうなのですが、午後から施術の予約が入っていたので早速僕から、はじめることになりました。(分かりやすいように全員同じ部所を施術することになりました。今回は左足首でした。)

まず、両足を自然に開いてまっすぐ立つ。(僕はかなりひどい猫背で疲れてくるとだんだん首が曲がってきます。) 先生は「典型的なパターン(Locked knee external)で、腰が前に行っているのを膝でロック、その上に上半身が乗っかっているので背中がまがってしまう」と指摘、それから歩いて見て全体のバランス、そして呼吸法を見てもらいました。いつも背中を酷使しているので上半身が凝り固まっていて、充分に空気が入っていかない。これを改善すれば20~30%深い呼吸が出来るそうです。
最後に左足首を施術、(自分では足を捻挫したことはほとんどなく、固いという自覚はなかった)
でもやはり、かなり固いらしくアキレス腱が曲がっているそうだ。

直してもらった結果、右足と左足でかなり感じが違って可動域(自由度が増した)が広がった気がする。
これから大切なのは足裏、ひざ裏、足首の感覚、腰椎のカーブ、A/Oジョイント(第一頚椎と後頭骨)等、を全体のバランスのなかで自分で意識続けること、かなり努力しないとまたすぐに元に戻ってしまうだろう。
[PR]
by kounoproclimb | 2005-03-26 20:34 | その他

FORTE

大ちゃんの新しいDVDの発売日が4月18日に決まりました。
a0032559_8482942.jpg The wheel of life(V16)の初登をはじめ、世界の高難度課題の初登/再登を成し遂げてきた小山田大。
自分の実力をdream time(V15)で試したかった。その思いを込めて2004年秋、ヨーロッパへと旅立った。
dream time (8c)の完登シーンをはじめ、50日間に及んだヨーロッパツアーでの記録、そして帰国直後の野立岩、ハイドラ(v14)の初登シーンを含む65分、12課題のオムニバス。


詳細はPUMPのHPで・・・・

そういえばNHK教育の「トップランナー」でもスタジオ見学者を募集していました。また、大反響をよぶんでしょうか?
4月24日(日)19:00~19:45 放送予定



a0032559_144069.jpg


SOUTHERN FACES
(90分 2004年)
ニュージーランドの南島、7つのエリアを巡るDVD。Darran Mountainsの花崗岩のスラブからCastle Hillのボルダーまで誰が見ても何がしかの良さを発見できるそんな一本です。90分の中にはローカルクライマーのインタビューも含まれており、ニュージーランドのクライミングに興味がある人にはとってもお勧めです。
[PR]
by kounoproclimb | 2005-03-25 01:07 | その他

Touching The Void

一昨日「映画の日」に嫁と見てきました。前評判からかなり良かったのですが、オープニングのシーン(アイススクリューを叩き込む、氷がからからと落ちていく)から、やられました。
クライミングに使われている装備は当時のもの(僕には懐かしいものばかり・・・・ヘキセンもあった。)時代考証は完璧だった。
今までの山岳映画と違い、まったくスタントにうそがない。まるで本物のドキュメンタリー映画と錯覚するほどの出来映え・・・
a0032559_1119108.jpg


僕は原作を読んでいるので、昔ほど感動しなかったけど、一緒に見た嫁はかなり良かったらしい。

以下の文章は映画を見に行く人は読まないで下さい。
(運命を分けたザイルHPより引用)

この映画の原著「タッチング・ザ・ヴォイド」(邦訳「死のクレバス アンデス氷壁の遭難」岩波現代文庫)は、イギリスで出版されたときから、山岳文学の「古典に値する」という最大級の賛辞がおくられたほど、高い評価をえた。事実、山岳文学賞としてボードマン・タスカー賞やすぐれたノンフィクションに与えられるNCR賞を受賞している。
原著を一気に読了して緊張感から解放されたときの、胸にあふれた感動はいまも忘れがたい。その筆力は、よくある冒険物語や登攀記とはまったくレベルが異なる。ふたりの登山家が体験した悲劇的な状況と極限の心理をじつに的確に、率直に語ることができた、まれな知性の輝きをそこに見た。山の友情などという甘ったるい言葉を無にするような、人間を洞察する鋭さに裏打ちされていたからだろう。著者のジョー・シンプソンが当時25歳だったことを思えば、驚きはいっそう大きい。
友人のサイモン・イェーツとペルー・アンデスの難峰シウラ・グランデ(6356メートル)の西壁を登攀後、彼が下山中に遭難し、言語を絶する苦闘ののち、生還するまでの体験が本書の内容である。
この若く、野心いっぱいの登山家たちのドラマが急展開するきっかけは、まるで悪意でもあるように雪庇(せっぴ)が複雑にはりだした雪稜を下降するうち、ジョーが滑落、右足を骨折したときだ。「彼は死ぬかもしれない」。サイモンは直感する。ジョーは動揺を隠し、しかし、足をひきずりながらも必死で下ろうとする。たがいに寡黙になるなか、ふたりはザイルで結び合い、サイモンが確保して彼を滑りおろすという方法をとった。
だが運命は過酷だった。猛吹雪の闇をついて下降する際 、突然ジョーは氷の絶壁で宙吊りになる。どんなに叫んでも声は届かず、脱出することもできない。支えるサイモンの足場はふたりの重みで崩れていく。動きの止まったザイルは、ジョーの死を伝えるようだ。徐々に雪面からはがされて落下しそうになるサイモンは、ついにナイフをとりだし、切断する。
ここから事態は、たがいの生存を確かめられないまま、孤独と心理的葛藤に放り込まれた、ふたりのドラマに分かれていく。サイモンは、友人の死を確信しているものの、ザイルを切った罪の意識、状況を話しても他人には理解されないだろう恐れにさいなまれる。どうせなら、嘘をつこうとまで一度は思い屈しながら、ベース・キャンプにたどり着く。
一方、ジョーは足元に口を広げていたクレバスに墜落、奇跡的に氷の棚にひっかかった。ザイルを引いてみると、落ちてきたザイルの先端は切られていた。狂気のような一夜。しかし、氷の空間のなかでの悲観と絶望を振りはらって、翌朝、彼は天井の小さな光に向かって脱出を図る。不可能としか思えない事態をも受け入れていくジョーの死闘が圧巻だ。ついには、このクレバスからも脱出。その後、無数にクレバスのひそむ氷河と岩塊の海のような地帯を這って下る数日、脱水症状からの妄想がつづく。「キャンプは残っているだろうか」。見捨てられたかもしれない恐怖にさいなまれながら、彼はテントが撤収される数時間前の真夜中、奇跡的にたどり着いた。
最後の瞬間まで、ふたりは相手が「生きて、そこにいる」ことに確信がない。その心理的宙吊り状態は、最後にドラマが死から生へと転換したとき、みごとに切り落とされた。「ありがとう、あれでいいんだよ」。テントでまず、ささやいたジョーの言葉が、ふたりの行為のすべてを物語っていた。
登山の愛好家だけでなく、広く読者の共感を呼んだ本書に、映画化の話が持ち上がるのは予想されたことだった。トム・クルーズ主演といううわさも聞いたことがある。山岳映画は概して、非現実的な設定をする娯楽作品に仕立てられることが多いから、人気スターの登場はおおいに懸念された。これほどの「ふたりの真実」がゆがめられては、この登山の行為そのものが無になると思ったからだ。
しかし、このたびケヴィン・マクドナルド監督によってドキュメンタリー・ドラマという手法で製作された『運命を分けたザイル』は、これまでの山岳映画をみごとに超えた。ジョーの、心のひだの裏まで分け入るような、率直な心理描写をどうするか。監督は、原著と同様、ふたりがカメラに向かって交互に語るという「生の声」によって真実に迫った。過剰でない言葉が、その効果を高めている。
また、アンデスに発達する美しい、急峻な雪ひだをめぐらせたシウラ・グランデ峰とその周辺の山々がまじかに迫るベース・キャンプでロケをしたことは、「まさにそこで起きた」事実として、観るものの想像力をかきたてる。くりかえし本書を読んできた私は、脳裏に描かれていた山の、実際に見る凄絶な美しさに圧倒された。ふたりの俳優が、悪条件のなかアルプスの氷壁やクレバスで登攀している細部は、ドラマとはいえ息づまるほどの迫真力がある。
遠景として、氷河を這い下り、岩塊をこえるところをジョーが再現していたが、そのためにサイモンとともに17年ぶりにベース・キャンプに来た彼は、記憶を押しのけてつのる恐怖をおさえられなかったという。それほど、死の淵まで近づいた彼の孤独感は言語を絶したものだった。けれど、ザイルの切断が結果としてふたりのいのちを救ったという逆説のドラマは、ジョーの超人的な意志によって幕を閉じた。だから、遭難を批判するような「ああすべきだ、こうすべきだった」という声にたいして、また山に向かうというのが彼の選択だった。どのような事態にあっても、どこまで自らを律することができるか。ジョーの挑戦は生あるかぎり、つづいていく。そう納得できる彼の表情が目に残る。

[PR]
by kounoproclimb | 2005-03-03 11:24 | その他