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Henri Cartier Bresson

a0032559_9462323.jpg天保山サントリーミュージアムで催されている写真展に行ってきました。
僕がカメラに興味を持ったのは、小学生の時から・・・・・
母親の恋人が縁側で一眼レフを一生懸命手入れしているのをみて憧れていた。
(もちろんさわらせてもらえなかった。)

大人になって友人に僕が撮り貯めた作品を見てもらっても、「山、風景の写真ばっかりだね」と
だれからもつまらなさそうに言われた。
僕が人を撮ってもそれは風景の一部でしかなくまともに人間と対持したことがなかったのかも知れない。いつもある程度の距離を置かないと人と関わってゆけない・・・それが僕の写真の限界なのだろう。

全作品441点はとにかく見ごたえがあった。
ブレッソンは「決定的瞬間」を捉える写真家と称されている。
僕はそうは思わない。あまりにも一歩踏み込んだその視点、
そこに写っていたのは人の尊厳そのものだった。
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by kounoproclimb | 2006-03-28 09:49 | その他

TC and KI net

TCNetからのお知らせです

羽山の岩場の駐車場として、現在クライマーに利用されている道路両側の駐車スペー
スですが(山側路側帯と川側草地)、「クライマーの車がギッシリでUターンも出来
ない」、「渓谷や洞窟の観光に来たのに、車をとめる場所がない」などの苦情を、地
元ドライバーや観光客の間から寄せられています。

そこでTCNetでは、『川側の草地にはクライマーは駐車しない』を、3月10日に車道の
通行止が解除となるのに合わせて、クライマー間の取り決めにしたいと提案します。

今後はこの取り決めを、羽山を訪れるすべてのクライマーに賛同してもらいたいと
思っていますので、クライマーのみなさんのご理解とご協力をお願いします。
詳しい駐車方法をTCNetのページにアップしています。ご確認下さい。

不動岩リボルトの結果について
昨日、発表されたリボルト作業結果によると東稜、東壁のルートは(あばたもえくぼ、ウリウリ、冬虫夏草)などを除いて、終了点だけリボルトされ中間支点は現状のまま残されました。
これらのルートには、僕たちが永年親しんで来た愛着のあるハーケンなどが多数残っています。
ハーケンが打ってあるクラックには、NP等でバックアップが可能で、現にそうしてトライされている方も多いでしょう。しかし、今のプアなプロテクションだけで登っているパーテイも見受けられ、もしロングフォールすると深刻な事故になる危険性も残されています。
そのルートの核心部に入る前に1本だけしっかりしたケミカルアンカーが設置されたらどうでしょう?ルートの持ち味を損ねずに最悪の事態を回避出来るのではないでしょうか?
(僕も全ての支点を打ちかえる必要はないと思っています。皆さんの意見お待ちしています。)
*ウリウリ、冬虫夏草の終了点は岩が浮いている可能性があるため、現在の位置に設置するのは難しく次回に見送られたようです。TRなどされる方は立ち木などで必ずバックアップを取って下さい。

2006道場町岩場周辺の清掃のご協力のお願い

 道場周辺の有志による清掃のご協力も今年で4回目を迎えることとなりました。
本年も周辺が一番にぎわう桜祭りに合わせ、普段利用させていただいている御礼の意
味も込め岩場周辺の清掃を行います。また本年もご協力いただければ幸いです。
日程2006年4月9日(日曜日)
集合場所
JR福知山線 道場駅前ロータリー
集合/清掃開始時間
AM10:00
解散
AM11:30
駅前ロータリーにゴミを持ち寄り終了確認後指定集積場所にゴミを移動し解散
清掃場所
1.道場駅前から烏帽子岩(黒岩)方面
2.道場駅前から不動岩を経て浄水場前

注意事項
1・当日は、桜祭りのため周辺は桜見物の方々の迷惑にならないようお願いいたしま
す。

また当日は花見で観光の車が込み合うため、清掃参加者は電車などの公共交通機関を
お使いください。 2・清掃用具、金バサミ、軍手、ゴミ袋(透明または白若干用意
いたします)は各自ご用意ください。
3・昨年の清掃では開始時間終了時間等を皆さんに説明はさせていただきましたが、
一部時間外に清掃を行いまた別の集積場所を使ったなどの問題がありご指摘を戴いて
おります、そのため今回より、集合と解散は
いったんロータリーに集まり全員集合時点で集積場所にゴミを移動するように変更し
ました。そのため参加いただいた方にはそのままクライミングに行くなどの事が出来
ませんが、昨年問題があったことを考慮いただき
ますようお願いします。
集めたごみは、自治会のご好意により、自治会の集積場にて集積いただけます。

連絡確認事項は下記ページにてご案内いたします。

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The peaceful world! keep the Problem
関西の岩場を愛するクライマー有志
世話役
藤尾 哲也
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by kounoproclimb | 2006-03-10 09:18 | その他

読書 「ゲド戦記」

三大傑作ファンタジーと言えば「指輪物語」「ナルニア国ものがたり」と並んで必ず名前が出されるのが、「ゲド戦記」です。
指輪物語は全作品、劇場に見に行きましたし、ナルニア国ものがたりは現在上映中です。
ゲド戦記は嫁さんの強い推薦で、今年から読み始め今週やっと5巻まで(全巻6冊)読み終わりました。

a0032559_14484225.jpg「戦記」といっても、戦争物でも、目くるめく冒険活劇でもなく、むしろ自分の内面と戦うような純文学に近いです。(主人公のゲドが一人前の魔法使いとなり、自分の運命に向き合っていく姿を描いていく。一見すると魂の成長の物語のようにも見えるが、物語の比喩は単層ではありません)
自動車や飛行機といった機械文明は一切この世界にはなく、空を飛ぶのは鳥と竜だけ・・・
(この竜の描写がすばらしい。)
そして、主人公の肌が黒いこと、少年から老人になるまできちんと年齢を積み重ねていくこと・・・

第4巻にいたっては中年になって全ての力を失った主人公の挫折、そのあまりにもの弱さと普通の生活をしてきた女性の強さ、中高年になってはじめて結ばれた男女の愛と性を真正面から扱っていて衝撃を受けました。(コレが子供向けなの?特に男性読者には評判が悪いようです)
全巻を通じての言葉の美しさ、太古の言葉の持つ神秘性、力強さ・・・・

ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそあるものなれ
飛翔せるタカの
虚空にこそ輝ける如くに


つい最近知ったのですが、スタジオジブリで今年7月に映画化、公開されるようですね。
(スターウオーズや宮崎駿さんの作品も影響を受けているそうです。鈴木敏夫さんはもし20年前に映画化の話が来ていたら「風の谷のナウシカ」はこの世に生まれていなかったかもしれないと語っておられます。)鈴木敏夫氏のインタヴュー
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by kounoproclimb | 2006-03-07 14:49 | その他

3月4日

不動岩のリボルトに一日だけ参加してきました。
朝はかなり冷え込みましたが、いい天気に恵まれました。
午前中はヒルテイ社のF氏に来ていただいて、ボルトの施工方法の説明と強度試験をしました。
KInetのスタッフ(OCSの林氏)が前日に来て、ボルトの設置をしてくれていたそうです。a0032559_947199.jpg
(金曜日は吹雪の中の作業で大変だったそうです。HY150は大丈夫だけどRE500は気温、岩の温度が低くまだ充分の強度が出ていないのではないかという見解でした。)

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ボルトは全ねじ、FIXEのケミカルアンカーをHY150,RE500両方の溶剤、そしてグージョンタイプをテスト、新製品のHIT-ICEもテストする予定でしたが、商品が間に合いませんでした。
(これはー18度まで施工可能な寒冷地・高地使用だそうです。)

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午後から各パーテイに分かれて作業開始、僕はまた腰の調子がよくなかったので助手と写真撮影をさせていただきました。(いつもあちこちに顔を出しては何もせず、口ばかり挟んでいます。申し訳ありません)
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5日の日も天気がよく無事に終了したそうです。
リボルトの結果詳細はKInetを参照してください。

不動岩リボルトには賛否両論、さまざまな意見が寄せられたそうです。
それだけ、いろんなクライマーの注目を集めたということですね。
僕も中心になって活動しておられる方々とまったく同じ考え方ではありません。
しかし、未来のクライマーのためにも大切な岩場を守っていきたいと考えています。
いろんな疑問や反対意見をお持ちの方も話あっていけばきっと合意点が見つけられると
思います。

最後にROCK&SNOW31号の編集後記に井上D助氏が載せている文章を引用させて
いただきます。

>「このところ各地でリボルト作業を始める動きが出てきており、こういった
>意識を多くのクライマーが共有することは非常に有意義であり、歓迎すべき
>ことだ。しかし、実際の作業には経験豊富な熟練した作業者に任せたほうが
>絶対に無難であり、本来の岩場の姿を保つ意味でもこれは妥協しないほうが
>よい。誰彼となく声をかけ、大人数で、さらに高いところでドリルまで持た
>せるとなると、安全性を高めるためのはずのリボルト活動で、不幸な事故も
>起きかねず、最悪の場合、アクセス問題に発展するかもしれない。作業を重
>ねてきて思うことは、リボルトはひっそりと、だが、着実に進めるべきこと
>であるということだ。」
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by kounoproclimb | 2006-03-07 10:13

梅里雪山

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梅里雪山はメイリー・シュエシャンと読みます。僕は昔からこの美しい名前の山が好きでした。
雨のしとしと降る日に京都・法然院(銀閣寺の南)でひっそりと開催されている写真展を見に行きました。






a0032559_9412349.jpgこの個展を開いているのは小林 尚礼(こばやし なおゆき)氏
中国・梅里雪山で遭難した友人の遺体を捜索するなかで、
そこに暮らすチベット人と聖山の関わりに魅了され
「人間の背後にある自然」をテーマに撮影活動を続けている。
1998年から仕事を辞めてフリーカメラマンを志し、毎年現地に通っている。
また、ヒマラヤ・チベットを中心とした山旅のガイドを手がける。
小林尚礼さんのHP

写真展は本当にささやかで展示数もわずか、しかし僕には見慣れた山岳写真やチベットの風景も氏の斬新な切り口で楽しめました。
カラー写真でこんなに力強い作品を久しぶりに見ました。
山と渓谷3月号にも少し紹介されています。

帰りは雨も上がったので哲学の道を散策・・・・・・
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by kounoproclimb | 2006-03-01 09:53 | その他