<   2007年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

堡塁岩を考える

a0032559_97404.jpg


関西の岩場の中で、芦屋ロックガーデンとならんでもっとも古くから登られている六甲・堡塁岩がリボルトされるそうである。

この岩場の開拓は大正初期に始まり、1980年代にはコケの詰まったクラックやコーナーが掃除され、それまで人工登攀で登られていたラインが新しいフリークライミングの岩場として蘇えった。

参考文献
岩と雪 79号 「気分はシャワガンクス」
     92号 「六甲・堡塁岩」

僕が入会したクラブでは、当時開拓された名張などの柱状節理の岩場に諸先輩達が足しげく通っていた。
クラック全盛の黄金時代に乗り遅れてしまった世代の僕はいきなり名張の岩場は敷居が高く、サラマンなどのクラシックルートにTRをかけてよく遊んでいた。なけなしの小遣いでフレンズを買い、初めてリード出来たときは嬉しくて1週間ほどニヤニヤしていた。

最初、リボルトの話を聞いたときは反対の立場だった。
理由は、スポートクライミングが目的でこの岩場を訪れる人は少なく、大半がマルチピッチの本ちゃんの練習に来ているクライマーばかり、
それにほとんどのルートはフレンズなどNPプロテクションが容易にセットできるからである。
錆びて朽ち果てたリングボルトやハーケンが年月を経て抜け落ち、NP主体の岩場になる。
それが自然な正しい進化であると思っていた・・・・

考え方が変わってきたのは、ジムのアウトドアスクールの講習等で時々、この岩場を利用させてもらうようになってからである。
出来るだけ残置支点にたよらず、積極的にNPを利用してプロテクションを構築しているクライマーはまだまだ少数派である。
ほとんどのクライマーは残置のリングボルトやハーケンだけで、登っていて
酷いパーティにいたっては終了点の延びたリングボルト2本だけでTRをしていたりする。
傍には、立ち木もあるし、クラックもあるにもかかわらずである。
(しかも腰には新品のキャメロットがいくつもぶら下がっているのだ)
たぶん、トップのクライマーは絶対落ちないから大丈夫と思っているんだろう。
しかし、ついて行くのが、精一杯のセカンドクライマーはいつそれらの遣い方を学ぶのだろう???
そして、自分の頭で考えようとしない創造力の欠落したクライマーばかりになってしまう。
いくら、クライミングが旨くなってもそんなクライマーばかりでは、山岳界に未来はないのでは・・・・


KI-NETが作成されたリボルト計画書を見せていただいた。
かなり、いろんな議論が出て纏め上げられたのだろう。
丁寧に作られた分厚い資料を見ているだけで頭が下がる思いがする。
堡塁岩が新たに再生するかどうかは私たち次第である。

参考
Mr ビーンズのマメマメ日記

堡塁岩 リボルトと清掃活動のお知らせ

下記の日程で、六甲山堡塁岩のリボルトと清掃を予定しています。
この期間、ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

日時
 リボルト:9月29日(土)、30日(日)の2日間(9時~17時)
 清掃:9月30日(日)(9時~11時30分ぐらい)
場所
 六甲山堡塁岩
主催
 関西岩場環境整備ネット(KINet)
内容
 堡塁岩リボルト詳細PDF

[PR]
by kounoproclimb | 2007-07-30 09:07 | 日本(国内ツアー)

Le Petit Prince

a0032559_22111486.jpg

神戸大丸で催されている「星の王子様」展に行ってきた。

いつ、この絵本と出会ったのかよく憶えていない・・・
ストーリーもうろ覚えだし、何に感動したのかもよく分からないんだけど
この王子様の絵だけは心の中にズット生き続けている。

僕は少年時代、体が弱かったので、体育の時間はよく見学していたし、みんなと野球をしている以外は学校の図書館で本ばかり読んでいた。
だから、この本と出会ったのはかなり低学年だったと思うけど、全然憶えていないのだ。

高校生になって、「夜間飛行」という小説でサン・テグジュペリという作家の名前を知り、
このときから僕の心の中で不動の位置を占めるようになった。

今更、この絵本の説明をするような愚は犯すまい。

今回はお気に入りのフレデリック・フォーサイスの短編集を紹介します。
とにかく渋いです。
「紅の豚」が宮崎作品の中で一番好きだという方には是非読んでいただきたいです。
『翼を愛した男たち』 Great Flying Stories (1991)
Ed:フレデリック・フォーサイス(Frederick Forsyth)
Tr:伏見威蕃(Iwan Fushimi)/他 Pb:原書房(Hara Shobo)
Co:伏見威蕃(Iwan Fushimi) 1997/5/14
ISBN4-562-02927-7
「序文」 Introduction フレデリック・フォーサイス(Frederick Forsyth)Tr:伏見威蕃(Iwan Fushimi)
「わたしの初めての飛行機」 My First Aeroplane H・G・ウェルズ(H. G. Wells)
「ハンス・プファールという人物の無類の冒険」 The Unparalleled Adventure of One Hans Pfaall エドガー・アラン・ポオ(Edgar Allan Poe)
「高空の恐怖物体」 The Horror of the Heights コナン・ドイル(Conan Doyle)
「スパッドとシュパンダウ」 Spads and Spandaus W・E・ジョンズ(Captain W. E. Johns)
「世界でいちばんすばらしい人々」 The Greatest People in the World H・E・ベイツ(Herbert Ernest Bates)
「彼らは永らえず」 They Shall Not Grow Old ロアルド・ダール(Roald Dahl)
「羊飼い」 The Shepherd フレデリック・フォーサイス(Frederick Forsyth)
「ヴィンターの朝」 Winter's Morning レン・デイトン(Len Deighton)
「ウェーク島へ飛ぶ夢」 My Dream of Flying to Wake Island J・G・バラード(J. G. Ballard)
「猫」 Cat リチャード・バック(Richard Bach)
「大空の冒険家たち」 The Argonauts of the Air H・G・ウェルズ(H. G. Wells)
「勇者かく瞑れり」 How Sleep the Brave H・E・ベイツ(Herbert Ernest Bates)
「偵察飛行士」 The Air Scout F・ブリトン・オースティン(F. Britten Austin)
「ミスター・スタンドファスは召される」 The Summons Comes for Mr Standfast ジョン・バカン(John Buchan)

[PR]
by kounoproclimb | 2007-07-28 22:11

無題

a0032559_018289.jpg

台風が去ってから、ココならたぶん乾いているだろうと近郊の某岩場に久しぶりに行ってきた。
同じ事を考える人はいっぱいいて、かなりのクライマーで賑わっている。

その喧騒を離れて、今は誰も登っていない対岸の岩場を見に行った・・・・・・・
この奥で白く光っているのは「見たか○○」という課題・・・・・・

a0032559_0391319.jpg僕が想像していた以上に見事に自然に帰っていた。
ボルトも2本打たれていてリードも出来るが、ハイボルダーとしてもすでに登られていた。
僕は度胸がなかったので、TRで試登したけどリードでは登らなかった。

現在の視点でみればこれは明らかにボルダーだと思う。
今の若い人たちなら、クライミングを始めたばかりの初級者でもすぐに登ってしまうだろう、
きっと・・・・

もう、15年時代が違えばココにはボルトは打たれなかったかもしれない。
でも、そんな人間のちんけな考えもボルトと一緒に森は覆い尽くしてしまった。

いままで友人に教えてもらった課題でも怖くて取り付けなかったことはいっぱいある。
でも、この課題は無理すれば登れていた筈・・・・・
でも、そうしなくてよかったと心からそう思えた。
[PR]
by kounoproclimb | 2007-07-21 00:34 | その他

DATCH VIDEO

a0032559_9255967.jpg
FUTAGOYAMA
大工ビデオから、16年ぶりに新作?のDVDが発売されました。
内容は、二子山を舞台として、日本のフリークライミングの歴史を振り返る。
当時から、現在にかけて活躍する多数のクライマーが
貴重な映像と共に二子山の魅力を語っている45分・・・・・・

出演者
堀地 清次、 山本 和幸、 大岩 純一、 栗原 幸雄
北山 真、 大工 英晃、 重藤 広樹、 飯山 健治
平山 ユージ、 橋森 大暁、  S・グロバッツ
島田 貞雄、 柴田 朋広、 原田 裕介
平塚 延幸  その他
[PR]
by kounoproclimb | 2007-07-19 09:38 | その他

台風一過

a0032559_012280.jpg


せっかく休みを貰った3連休、でもどこにもいけず・・・・・・
本町に今春から新しくオープンした富士フィルムフォトサロンの写真展を見に行った。

大谷充彦写真展「そこに汽車が居るから・・・Ⅱ」
-欧州に魅せられて-


阪上 晶貴 写真展「中国大陸に蒸機を追うⅡ」

特に中国の蒸気機関車が予想をはるかに超えてよかった。
作者が特に苦労したポイントをさりげなくコメントしているのが微笑ましい。
この撮影ポイントまで北京から、72時間かけてきた。 
気温はマイナス30度、列車が来るまで1時間待った。
もし、素手でずっとカメラを構えていたら、私は今頃別の仕事をしていただろう・・・

会期は19日(木)まで・・・・

a0032559_22174386.jpga0032559_22175710.jpg
[PR]
by kounoproclimb | 2007-07-15 22:10 | その他

P

a0032559_21563246.jpg今日は降水確率80%に真っ向勝負してたまっていたホールドを洗った。
時々雨がぱらついたけど、気温の高さで見事に乾いた。

最近 お気に入りのもの

これはリオハのワイン・・・・・・
フランスのワインのようなびっくりするような華やかさはないけど何故か安心できる。
ふくよかなコクと土臭い味わい・・・・・
僕はやっぱりスペインのワインが好きだ。









a0032559_2326187.jpg


さて、これは何でしょう?


ボルダリング用チョークバッグではありません。

正解された方には○○がもれなくあたりません。
あしからず・・・・
[PR]
by kounoproclimb | 2007-07-12 21:56 | その他

京都茶道三姉妹殺人事件

昨年の12月に○UMP大阪店で撮影のあったドラマがようやくオンエアされます。
関連記事
月曜ゴールデン
狩矢警部③ 京都茶道三姉妹殺人事件

〈キャスト〉船越英一郎 雛形あきこ 山村紅葉 前田亜季 石田太郎 榊英雄 南雲勝郎
竹井みどり 馬渕英李俚可 遠野凪子 伊藤かずえ

◇月曜ゴールデン山村美紗サスペンス「狩矢警部シリーズ(3)京都茶道三姉妹殺人事件」◇京都の名門茶道家元で起こる連続殺人に、京都府警の敏腕警部が挑む。山村美紗原作、滝川晃代脚本、藤岡浩二郎監督。警部の狩矢(船越英一郎)は妻の澄江(山村紅葉)、娘の和美(前田亜季)とともに茶道の名門、伊集院家の茶事に招かれる。そこで次期家元と目されている長男の利一(杉浦太陽)が刺殺される事件が発生。その直後、利一の異母きょうだいに当たる3姉妹の長女、椿(伊藤かずえ)と狩矢は庭を走り去る黒いレインコートの男性を目撃する。伊集院家では3カ月前に家元が急死し、後継者問題に注目が集まっていた。その後、利一の母が刺殺され、またしても黒いレインコートの男性が目撃された。狩矢は26年前の未解決事件を思い出す。


7月9日(月) 毎日放送
21:00~22:54
[PR]
by kounoproclimb | 2007-07-04 10:10 | 仕事