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スーパーG

今、バンクーバーでは、クリスタルジャパン(カーリング)が熱い。

でも、今日はスーパー大回転の話・・・・・
どこの国でも、一緒だと思うけど、自国選手が出場していない競技は放映されても
なかなかちゃんと見ることは難しい。
スーパー大回転は、アルペンスキーの競技種目の1つで、滑降とともに高速系種目に分類され、滑降と大回転の中間に当たる。
当然、選手はスピード系と技術系の大きく二つに分類される。
面白いのは、滑降と同じで滑るのは一回だけ、事前の公式練習もない。(歩いてコースを見るのは許されている)
まさしく、ぶっつけ本番の一発勝負なのだ。
日向と日陰では大きく雪質も違い、先の分からないブラインドコーナーに100キロ以上のスピードで選手たちは突っ込んでいく。
技術系の選手たちはコーナーリングはうまいがこじんまりとターンをまとめてしまい、タイムが伸びない。
スピード系の選手はコーナーで落とされながらもスキーを立ててラインをキープしようとする。
途中でバランスを崩して転倒したり、ラインを読み間違えてコースアウト、棄権する選手が続出。

レース中盤まで、これはあまりにもコースセットが悪いのではないだろうかとさえ思えた。
技術的に勝っている選手より、ばくちを売って突っ込んで行く選手の方に分があるというのはどうも納得がいかない。

レース後半になると30歳以上のベテランばかり、テクニックだけでなく豊富な経験と勝負に対する強い精神力、真の実力が試されるカテゴリーなんだと気がついた。
優勝は滑降でも、銀メダルだったアクセル・ルンド・スビンダル(ノルウエー)
バランスを崩しながらも、強い体幹で決めたラインを絶対はずさないすべりは圧巻だった。
by kounoproclimb | 2010-02-22 23:05
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