そのビレイヤー、危険につき・・・・

a0032559_9134068.jpgフリーファンの最新号(46号)が届いた。
オートロックビレイデバイスの事故を防ぐ
グリグリ&フライヤーロープでのグランドフォール事故考察」が緊急特集として取り上げられていた。
以前、このブログでも「グリグリとフライヤーⅡの相性について」について取り上げたけど、口コミやネット等で噂になり始めてから、半年になるけど
いまだにどこのメーカー、ジムや団体も HPには載せていないし、正面から真剣にこの問題と取り組んでいるとは思えなかった。
今回、この実験テストと対談に2大メーカーを引きずり出したフリーファン編集長のDスケはえらい。

私見だけど、僕は仕事上、いろんな確保器具、ロープを使っている。インストなどで、お客さんが多い日は一日に述べ100人以上ビレイすることもあり、登りこんで指先が磨り減っているときは手が真っ赤になってしまう。だからTRならグリグリを使用、そして皮手袋は必需品である。
そして普段のリードビレイには自信がないのでグリグリは使っていない。操作性、安全性、制動力からいって、BD社のATC-XPがだんとつに使いやすいと思う。(肉厚があるのでロープの外皮にも優しい)

誤解しないでほしいが、今使っている慣れたビレイデバイスを買い替えする必要はないと思う。 例えば細い径のロープの場合は、安全環の所のカラビナを2枚掛けにすると制動力が増して安心だ。
(この方法はぺツル社のHPでも推奨されている。ぜひ、一度試してほしい)

よくある意見だけど、「どんな道具でも使う人によって左右される。ようするにグリグリなどのオートロックデバイスでロープが滑っても
絶対、手さえ離さなければ何も問題はないはずだ。

まったく そのとうりだと思う。
ロープクライミングというスポーツは基本的に2人1組でするスポーツだから、最終的にはパートナーとの信頼関係だ。

でも、ちょっと待ってほしい。
人間は必ずミスをする生き物である。
ビギナーもベテランも確率が違うだけで絶対ミスをしないということはありえない。

以前、WRC(ワールドラリーチャンピョンシップ)のトップドライバーがこんなことを言っていた。
「どこの自動車メーカーも性能的には ほぼ互角、それなら長時間運転しても一番疲れない車がミスも少なくて勝利のチャンスがやってくる。」
(ラリーは一日中走っても、タイム差が0.何秒しかないことも多い。F1などの派手さはないけど、その奥深さがわかると逆に普通のロードレースが大味に見える。ロードレースに比べて市販車により近いので、ベースになる車の基本設計がレースの勝敗を左右する。)

この話は当たり前のように聞こえるけど、これがとても大事・・・・・・

また続く・・・・・・・・
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by kounoproclimb | 2004-10-22 09:08 | 仕事
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