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震災後

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久しぶりに福井晴敏の本を読んだ気がする。
というのも、ちょっと前に「平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった」を読んでいるから~
前作は僅か160ページと大作で知られる福井氏にしては物足りない感じ、シュミレーション小説と名をうっている通り、本当にライトノベルズだった。

今作「震災後」にも実はサブタイトルが付いている。
こんな時だけど、そろそろ未来の話をしようか

昨年は原発関係の本が山のように出版され、売れた。
内容のある本も多く、原子力を勉強する分にはいいが推進派も反対派も論点がずれていて、これからの指針を深く考えさせてくれるものは希有である。
小説という形を借りてこそ伝えられることもあるんだと感じた。
福井節、健在である。

内容紹介
『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の作者が挑む3・11後の世界――
いま、日本人がもっとも必要とする「物語」
未来を見失ったすべての人たちに贈る、傷ついた魂たちの再生と挑戦の旅路。著者渾身のリアルタイム・フィクション!

2011年3月11日、東日本大震災発生。多くの日本人がそうであるように、平凡なサラリーマン・野田圭介の人生もまた一変した。
原発事故、錯綜するデマ、希望を失い心の“闇”に囚われてゆく子供たち。そして世間を震撼とさせる「ある事件」が、震災後の日本に総括を迫るかのごとく野田一家に降りかかる。
「どうだっていいよ。仮に原発がなくなったって、どうせろくな未来はないんだ」
「被災地の人たちには悪いけど、ここだけは無事に済みますようにって、本気で祈ってる自分が情けなくて……」
「道筋だけは示しておいてやれ。目指すべきものが示されれば、放っておいても子供たちは歩き出す」
傷ついた魂たちに再生の道はあるか。祖父・父・息子の三世代が紡ぐ、「未来」についての物語――。

by kounoproclimb | 2012-01-20 22:40
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