嫁さんが図書館で借りてきた本を、「面白いよ」と薦められるままに読んでみた。
本書は
ベレッタ ピー07という東京写真学園出身のグループが首都圏に住む外国人の住居を写した写真集だが、最初雑然と感じられた室内の写真の細切れがそこに住んでいる住人達のライフスタイルを見事に表現している。
表紙の猫を飼っているドイツ人は、自然体で和服を着こなしていて何の違和感もない。
純日本風の一戸建てに日本人の奥さんと猫二匹と暮らしている。
自宅を見せてくれている外国人たちは三十二か国・地域 八十二人にのぼる。
書評
~僕は写真を始めた頃から自分を外国人だと思って街を歩くようにしている。
普段、見慣れた風景も、新鮮に見えて新しい発見があるかもしれないから・・・・
でも、最近 歩いている人たちの言葉が理解できるだけで自分が遠くから来た異邦人のように
感じてしまうことがある。
でも、そんな違和感もこの本を見るとおかしいのは自分の方ではなかったと再確認できた。
登場している人たちみんなが、文化、習慣、宗教を越えて日本を愛しているからだ・・・・・・